
こんにちは。ITreatの採用担当です。
今回のテーマは、「Webディレクターへの転職を志す方向けの履歴書の書き方ガイド」。
採用担当の私たちは、日々、本当に多くの求職者の方から履歴書をいただきます。
その中で強く感じるのは──履歴書はめっちゃ大事!!ということです。
なぜなら履歴書は、面接の前にあなたを知るための“最初のプレゼン資料”だから。
どんなに素晴らしい経験やスキルを持っていても、その魅力が履歴書で十分に伝わらなければ、次のステップに進むチャンスを逃してしまいます。(もったいない履歴書もたくさん見てきました)
特にWebディレクターという職種では、情報を整理して分かりやすく伝える力や、相手の視点に立った表現が求められます。履歴書そのものが、あなたのディレクション力やセンスを映し出す鏡になるのです。
この記事では、ITreatの採用担当として日々履歴書を見てきた経験をもとに、Webディレクターを目指す方が採用担当者の心をつかむ履歴書の書き方を具体的に解説していきます。
このページの内容は・・・
- 自分に合った履歴書テンプレートを選べる
- WEBディレクター志望者に特化した書き方のポイントがわかる
- 無料でダウンロードしてそのまま使えるテンプレートが手に入る
こんな方におすすめ!
- はじめての転職で「履歴書の書き方」に不安がある方
- 異業種からWEBディレクターへキャリアチェンジしたい方
- WEB関連の職種(デザイン・エンジニア・営業・コンサルタントなど)から職種転換したい方
- 志望動機や自己PRをしっかり伝えたい方
- スキルや経験をわかりやすく整理したい
Webディレクターの履歴書で重視されるポイントと対策
Webディレクターの採用では、履歴書は単なる経歴書ではなく、仕事ぶりやディレクションスキルを映し出す一つの成果物として見られます。
ITreatの採用担当として多くの履歴書を見てきた経験から、特に重視されやすいポイントと、その対策を整理しました。
1. 情報整理力が表れているか

ポイント
Webディレクターは多くの情報を整理し、関係者に分かりやすく伝える仕事です。履歴書の構成や文章のまとまりは、そのスキルの試金石になります。
対策
- 項目ごとに余白を活かし、見やすくレイアウトする
- 不要な情報や重複は削り、簡潔にまとめる
- 見出しや箇条書きを使って、パッと見で全体像が伝わるようにする
2. 実務経験・制作実績の具体性
ポイント
「サイト制作に関わりました」だけでは評価しづらく、どんな役割で、何を成果として残したかまでが重要です。
対策
- 関わった案件の規模(ページ数・制作期間・チーム人数など)を数字で記載
- 自分の役割(進行管理・クライアント折衝・SEO施策など)を具体的に書く
- 成果(アクセス増加率・CV数改善など)も可能な限り数値で示す
3. コミュニケーション力の伝わり方

ポイント
Webディレクターは社内外の多くの関係者とやり取りします。履歴書や志望動機の文章には、その人の文章力や相手への配慮が表れます。
対策
- 誤字脱字をなくす(印象を大きく損ねます)
- 長文は避け、1文を短く、読みやすいリズムで書く
- 志望動機や自己PRでは「なぜその会社か」「自分がどう貢献できるか」をセットで明記
4. デザインや見せ方への意識
ポイント
紙・PDFの履歴書でも、フォントやレイアウトから「見せ方のセンス」が伝わります。雑な見た目はマイナス評価になりやすいです。
対策
- 文字サイズや余白を整え、読みやすいデザインにする
- 色や装飾はシンプルに(過剰なデザインは逆効果)
- PDFで送る場合はレイアウト崩れがないか事前に確認
このように、Webディレクターの履歴書は「経歴の羅列」ではなく、応募書類そのものが作品であるという意識で作ることが大切です。
履歴書と職務経歴書の役割の違い
応募書類というと、履歴書と職務経歴書をセットで提出するケースがほとんどです。
しかし、この2つは似ているようで役割が異なり、それぞれに求められる情報や書き方のポイントも違います。
履歴書の役割
- あなたのプロフィールを簡潔に伝える書類
- 基本情報(氏名・住所・連絡先)、学歴・職歴、資格、志望動機などを一枚または数枚でまとめます
- 採用担当が最初に目を通すため、第一印象を決める“名刺代わり”の役割を持ちます
ポイント
- 情報は整理され、見やすくまとまっていること
- 誤字脱字や記載漏れがないこと
- 写真や書体などの見せ方にも配慮すること
職務経歴書の役割
- これまでの実務経験やスキルを詳しく説明する書類
- プロジェクト単位での仕事内容、成果、使用ツール、関わった範囲などを具体的に記載します
- 面接での会話の土台となるため、採用担当が詳細を掘り下げやすい構成が望ましいです
ポイント
- 数値や事例を交えて、成果を客観的に示す
- 時系列・案件別など、自分の経験が一番わかりやすく伝わる形式を選ぶ
- Webディレクターの場合は制作フローのどこに関わったかを明記する
まとめ
履歴書は「全体像を一目で伝える」、職務経歴書は「詳細を深掘りして理解してもらう」ためのものです。
どちらも役割を意識し、セットで読む採用担当がスムーズに情報を把握できるように作成することが、選考通過率を上げる大きなポイントになります。
採用担当が実際に履歴書で見ているチェックリスト

ITreatの採用担当として、日々多くの履歴書を拝見しています。
その中で「ここがしっかりしている履歴書は印象が良い」と感じるチェック項目をまとめました。
提出前の最終確認として、ぜひ活用してください。
1. 基本情報の正確性
- 氏名・住所・電話番号・メールアドレスに誤りがないか
- メールアドレスはビジネス利用に適したものか(ニックネームや過度な装飾は避ける)
- 日付や年号が最新になっているか
2. 写真の印象
- 清潔感のある服装・髪型で撮影されているか
- 背景が無地で、明るくはっきりとした写真になっているか
- スマホの自撮りやスナップ写真の切り抜きではないか
3. レイアウトと見やすさ
- 行間や余白が整っていて、窮屈すぎないか
- 項目ごとの情報が整理され、視線の流れがスムーズか
- 誤字脱字や変換ミスがないか
4. 学歴・職歴の明確さ
- 学歴や職歴が時系列で整っているか
- 社名や学校名、部署名、役職が正確に記載されているか
- 空白期間がある場合は理由を説明できる準備があるか
5. 実務経験の具体性
- 「何をしたか」が明確に書かれているか(役割・担当範囲)
- 成果や数字が記載されているか(例:CV率○%向上、アクセス数○倍)
- Webディレクターの場合は、進行管理・クライアント対応・制作指示など具体的な業務を記載しているか
6. 志望動機・自己PRの説得力
- 応募先企業と自分の経験・強みがしっかり結びついているか
- 「なぜその会社なのか」が明確に伝わるか
- 文章が簡潔で、読みやすい長さに収まっているか
7. 提出形式の整え方
- PDF化してレイアウト崩れを防いでいるか
- ファイル名が分かりやすいか(例:履歴書_氏名.pdf)
- 郵送の場合は汚れ・折れ・印刷ムラがないか
まとめ
履歴書は単なる書類ではなく、採用担当が「会ってみたい」と思うきっかけを作る大事なツールです。
このチェックリストを通して、一つひとつの項目を丁寧に見直すことで、あなたの魅力がより伝わる履歴書になります。
自分に合った履歴書テンプレートを選ぼう!
以下のテンプレートはすべて無料でダウンロード可能。
Excel/Word形式なので、そのまま入力して印刷OK!A3横向き(A4見開き)にも対応しています。
【未経験者・第二新卒向け】PR重視型テンプレート
特徴
- 志望動機・自己PRのスペースが広く、想いや意欲を伝えやすい
- 学歴・職歴欄はシンプル構成でOK
書き方のヒント
- なぜWEBディレクターに興味を持ったのか
- これまでの経験(接客・営業・企画など)がどう活かせるか
- チームで働いた経験や、誰かをサポートしたエピソードが効果的
【業界経験者向け】スキル強調型テンプレート
特徴
- 使用ツール、スキル、資格欄が広く、実績をしっかり記載できる構成
- 業界経験を棚卸ししやすく、説得力のある履歴書に
書き方のヒント
- 携わったプロジェクトでの役割・成果(例:広告LPの改善、UI設計など)
- 使用ツール(Figma/GA/WordPress/Slack/chatworkなど)
- チーム規模やクライアント調整経験も記載すると効果的
【職歴豊富な方向け】詳細記載型テンプレート
特徴
- 職歴欄を多めに確保し、キャリアの流れを丁寧に記述できる構成
- 空白期間や転職理由も自然に伝えやすい
書き方のヒント
- 転職理由は「前向きな目的(成長/環境/役割の変化)」など前向きに
- 繰り返し登場する職種・業務はまとめて説明すると見やすい
- 長所やスキルの一貫性を意識して書くと、印象が良くなります
(例:「いずれも顧客対応に関わっており、調整力・説明力を磨いてきました」など)
【アルバイト・パート向け】営業補助テンプレート
特徴
- 扶養内や時短勤務など、働き方の希望も記載可能
- 最寄駅や勤務可能な曜日・時間帯、希望職種などを記入できる
- 職歴欄も簡易的なので、ブランクのある方にも使いやすい
書き方のヒント
- 勤務できる時間帯・曜日は具体的に記載(例:「平日9:00~15:00」など)
- 前職がアルバイトやパートでも、役割や継続年数をしっかり書く
- 未経験でも「接客が好き」「丁寧に仕事をしたい」などの意欲を添えると好印象です
履歴書作成のコツ
履歴書は、自分のことを“伝える”ためのツールです。
正解は1つではありませんが、「誰に」「何を伝えたいか」を意識して書くことで、ぐっと通過率が上がります。
よくある質問
「趣味欄って書くべき?」
→業務に関係なければ省略OK。「趣味欄なし」のテンプレートもあります。
例:「経験者向けスキル強調型」「職歴豊富向け」には趣味欄がない/少なめです。
「志望動機が思いつかない…」
→ 自分の「過去の経験」や「どうしてこの職種を選んだのか」という理由から掘り下げてみましょう。
未経験者向けテンプレート(PR重視型)では、志望動機欄が広く、書きやすくなっています。
「写真は必要?」
→ Web応募では不要な場合もありますが、可能であれば写真付きがおすすめです。
第一印象が伝わりやすく、人物像のイメージが持たれやすくなるため、採用担当者にとってもプラスになります。
最後に
WEBディレクターは、経験者だけでなく未経験者にもチャンスのある職種です。
その第一歩となる「履歴書」を、自分らしく、かつ相手に伝わる形で整えましょう。
このテンプレートと記事が、あなたの次のステージへのきっかけになれば幸いです。