IT企業なのに、タイマーで時間管理ってホント!?

IT企業なのに、タイマーで時間管理ってホント!?

「IT企業なら、時間管理はデジタルアプリや最新ツールでしょ?」
そう思われるかもしれません。ところが、弊社では、とあるアナログな「タイマー」を愛用しているメンバーがたくさんいます。
そのタイマーは――ドリテック社の「ラーニングタイマーS」。もともとはおそらく、受験勉強を行う学生向けに開発された学習用タイマーですが、いまや私たちの仕事に欠かせない存在となっています。

「ラーニングタイマーS」の良いところ

1. 視認性が抜群

卓上に置くとちょうどよい斜め角度になり、大きなデジタル数字がはっきり見えます。
タイマーは、残り時間がひと目で確認できるのがとっても大切!その意味では、パーフェクトと言えます。

2. 音ではなく光でお知らせ

時間になると音ではなくボタンが光る仕組み。(音を鳴らす設定も可能)周囲の社員に迷惑をかけずに使えるため、オフィスワークや営業先でも安心です。

3. オーバータイムも計測可能

カウントが0になると、そのままカウントアップが始まります。予定時間をどれくらい超過したのか把握できるので、振り返りや改善にも役立ちます。
「なるほど、この作業は20分で見込んでいたけど、25分はかかるんだな。」という発見だけでも、大きな価値と言えるでしょう。

時間制限をつけるメリット

そもそも、なぜタイマーをつかう必要があるのか、気になりますよね。だって、いつでも見えるところに時計があり、何だったらパソコンの隅の方にも現在の時刻は必ず表示されているのです。
それは、大きく下記の理由があります。

初頭効果と終末効果

タイマーで時間制限をつけるメリットは、ただ一つ。時間を区切ることで「この時間内に終わらせよう」という意識が働くことです。残り時間が少なくなると自然と集中力が増し、仕事のスピードも上がります。これは心理学でいう初頭効果終末効果を活かしているのです。

ツァイガルニク効果

さらに、時間が来たら一区切りして次の業務に移れるのもポイント。未完のまま仕事を置いておくことで、脳が「続きをやりたい」と覚えており、次に取りかかるときスムーズに再開できる――これがツァイガルニク効果です。

おすすめの使い方

例① 細かいタスク処理
面倒な小さな細かい仕事、メール返信や領収書の整理、契約書の確認など。。。放っておくと目も当てられないほどの業務量になります。
そこで、5分以下の小さな仕事を、「この20分で全部片付けるぞ!」という意味でタイマーをスタートすることで、細かな仕事を一気にかたづける事ができます!

例② 集中が必要な大きな仕事に挑む
逆に、集中力や脳のリソースをフルに動員しなければならないような業務、たとえば企画書や大事なプレゼン資料の作成、競合調査など。こういった仕事は、最初の一歩がなかなか大変なものです。そういったときに、「まずは25分集中して情報を整理しよう!」などと取り組み始めることで、良いスタートを切ることができるのです。

例③ プレゼンや会議の時間管理
私たちは仕事柄、お客様の前でプレゼンする機会が多いです。時間制限の厳密なプレゼンもありますが、このときも、視認性が良い画面と音が鳴らず光で知らせてくれることで、安心して時間管理を任せることができます。

スマホではダメなの?

「タイマーならスマホで十分では?」と思われるかもしれません。ですが、スマホを使うとSNS通知やニュース速報など“余計な情報”が必ず入り込みます。それが集中力を削ぎ、脳のリソースを奪ってしまうのです。

その点、タイマーはタイマー機能だけに特化しています。(当たり前ですが)その機能のシンプルさが、集中を生み出してくれるのです!

まとめ

本来は学生の勉強用に開発されたドリテックの「ラーニングタイマーS」。最初は業務で使うのに少し抵抗がありましたが、今では弊社で手放せない存在になっています。

IT企業だからといって、全部が全部ハイスペックな機械に任せるのはなく、目的に応じてアナログをうまく取り入れながら仕事をしています。