
採用活動をしていると、ブース型のイベントや会社説明会、採用面接で一番多く聞かれる質問があります。
それは――「未経験でも本当に大丈夫でしょうか?」というものです。
「求人票にOKと書いてあるでしょ!」と心の声が漏れそうになりますが。
求人票に「未経験OK」と書いてあっても、不安に思うのが人の常です。
そんな中、さらにもう一歩踏み込んで、「Webディレクターを目指すうえで、事前に勉強しておくことはありますか?」という質問をいただくこともあります。
こちらは、とても建設的な質問だと思います。(上から目線ですね。すいません。。。)
なぜなら、転職活動や離職期間の間の間に、できるインプットを済ませておくことは、その後の仕事に必ずプラスになるからです。
そこで私がよくおすすめしているのが「書籍からのインプット」です。実際には部下にすすめても読んでもらえる割合は少ないのですが(笑)、このブログを読んでくださっている方には、ぜひどれか1冊でも手に取ってみていただきたいと思います。
それでは、年間50冊以上のビジネス書を読む私が厳選した【おすすめ書籍4冊】をご紹介します。
Webディレクターを目指す方にとって、それぞれどんな効果・効能があるのかもあわせて解説します!
1. 文章力の基本

出た!文章力!――と、ここで逃げないでください。
文章はすべてのビジネスマンに必要なスキルであることは間違いありません。
ですが、ことWebディレクターとなると、その重要度はさらに増します。
なぜかというと、Webディレクターの「顧客とのコミュニケーション」と「Webサイトに掲載する文章の質」の2つの大事なスキルに直結しているからです。
前者「コミュニケーション」については言わずもがな。
ディレクターは日々お客様とのチャットの嵐にさらされています。その文章がわかりにくかったら……もう目も当てられません。ああ怖い。信頼を損ねるどころか、話が一歩も進まなくなることだってあります。
そして後者。Webサイトというのはデザインだけではなく、どんな言葉を、どんな順序で、どんなボリュームで載せるかが極めて重要。
文章の完成度は、そのままお客様のビジネスの成否に直結します。私の思う「良いWebサイト」とは、そこに掲載されている文章が無駄なく、研ぎ澄まされているものです。
だからこそ、文章力を鍛えることはWebディレクターにとって避けて通れない学びなのです。
この本の効果・効能
- 読みやすい文章の原則がわかる
- 正しい日本語が身につく
- 違和感のある文章を見抜ける
- 無駄のない、美しい文章が書けるようになる
2. 12人の医院経営ケースファイル

これは、弊社が医療機関に特化したIT企業だからこそ強くおすすめしたい1冊……と言いたいところですが、そうでなくても十分に役立つ本です。
なぜなら、Webサイトをつくるうえで超重要なのは「そのビジネスモデルや成功への道筋を理解すること」だからです。デザインやテキストを整えるだけでは、本質的な成果にはつながりません。
この本には、クリニック経営で成功を収めた院長先生が、自分の言葉で赤裸々に語った“リアルな体験談”が詰まっています。経営の苦難、それをどう乗り越えたのか……Webには直接関係なさそうな話も多いのですが、そこが逆に良い。なぜなら、経営者が普段どんな思考や感情で動いているのかを知ることは、経営者と直接相対するWebディレクターにとってめちゃくちゃ大事だからです。
「ああ、立派な医院を経営されている先生も、一人の人間なんだなぁ」と親近感を覚える瞬間もあれば、「やっぱりドクターってすごい!尊敬!」と改めて感じることもあります。そんな“人間としての経営者”を知っておくことは、実際の打合せの前に持っておきたい視点だと思うのです。
ちなみにこの本、パートⅡまで出ているので、合計24人の先生方の頭の中を覗けます。まるで「経営者図鑑」。ちょっとしたのぞき見感覚で読めるのも面白いですよ。
この本の効果・効能
- 経営者のリアルな思考・感情を理解できる
- 医業のビジネスモデルの理解につながる
- 医院経営において、Webがどのように関わっているかがわかる
3. かばんはハンカチの上に置きなさい

冗談じゃなく、これは私の人生を変えた本です。営業マン向けの本ではあるのですが、正直、すべてのビジネスパーソンに読んでほしい一冊。
この著者の方、とにかく“お客様の心を動かすために細部にまでこだわること”を徹底的に教えてくれます。私はこの本を読んでいなかったら、前職での昇進がリアルに3年は遅れていたと思っています!本当に!
タイトルにもなっている「かばんはハンカチの上に置く」という習慣。
著者は保険の営業マンだったのですが、ご自宅に訪問する際、かばんを床やソファに直接置かず、清潔なハンカチの上に置いていたそうです。一見するとちょっとした気遣い。でも考えてみてくださいよ。
営業マンのかばんって、電車の床に置かれたり、外の地面に置かれたり……。
そんなかばんを自宅のリビングにポンと置かれたら、特に決裁権を握る奥様方は「うわ、ちょっと…」と思うのも無理はありません。そこで“ハンカチを一枚”という配慮が、お客様にたいそう感動されたのです。
もちろん、Webディレクターが個人宅に訪問することはほぼありません(笑)
面談もZoomがメインです。ですが、それでも「お客様にできる配慮」は無限にあると思うんです。
たとえば、相手に声が聞き取りやすいようなマイクにこだわる。雑音の入らない静かな場所で打ち合わせをする、画面共有の前に余計なタブを閉じておく、チャットでの文章を読みやすく整える、説明に一言フォローを添える……。
小さな積み重ねが大きな信頼を生みます。
この本は、そんな“細部の配慮がいかに人の心を動かすか”を教えてくれる、私にとってのバイブルのような存在です。
この本の効果・効能
- お客様の心を動かす配慮の大切さを学べる
- 細部へのこだわりが信頼構築に直結することを理解できる
- お客様と相対する上での、心構えを磨ける
4. 仕事ができる人が見えないところで必ずしていること

とても売れた本なので、ご存じの方も多いかもしれません。「ああ、読んだことある!」という方もいるでしょう。
この本が良いのは、“なぜあの人はデキるのか?”を言語化してくれているところ。誰しもこれまでの人生で、「この人、なんかすごいな、仕事デキるな」という人に出会ったことがあると思います。でも実際に「なぜデキる人になったのか?」と聞かれたら……意外と答えられないものです。
この本は、その“なんとなくのすごさ”の要因を整理し、言葉にしてくれています。
つまり、読んで真似すれば良いだけ。ありがたい話ですよ!
特に私が好きなのは「話がわかりやすい人と、わかりにくい人の違い」をまとめたページ。ちょっとだけ抜粋すると…
- 「過程」から話すか、「結論」から話すか
- 「抽象的」に話すか、「具体的」に話すか
- 「詳細から入る」か、「全体から入る」か
- 「一律の表現を使う」か、「相手に合わせて変える」か
これ、意識して話すだけでも“伝わる力”が格段に上がります。
Webディレクターはお客様に説明する場面が本当に多いので、この本を読んで実践すれば「あ、この人デキるな」と思われる確率が2%くらいは上がるんじゃないでしょうか。(いや、2%って少ないな…でも確実に差がつきます!)
この本の効果・効能
- 「デキる人」の行動原則を言語化して学べる
- わかりやすく伝える技術が身につく
- 社内外で信頼されるディレクター像に近づける
まとめ
今回は、Webディレクターを目指す方に向けたおすすめ書籍4冊をご紹介しました。
ビジネス書を日常的に読む人は労働人口の1割以下とも言われます。だからこそ、インプットの習慣を持つだけで大きな差がつきます。
この中の1冊だけでも構いません。ぜひ手に取って読んでみてください。
そして、もし就活イベントなどで感想を聞かせてもらえたら、私は本当に嬉しいです!