社員の“らしさ”をかたちにした、アイトリート×HMOUNT 重田英登さんコラボTシャツの物語

社員の“らしさ”をかたちにした、アイトリート×HMOUNT 重田英登さんコラボTシャツの物語

きっかけは、代表の「会社メンバーみんなで着られる1枚をつくりたい」という一言から

この春、アイトリートでは初めてとなるオリジナルTシャツの制作を行いました。
発案者は、代表取締役の木村。

そこで制作を依頼をしたのが、代表と親交のあるファッションデザイナーの重田英登さん。
岐阜出身・名古屋在住で、国内外のプロジェクトにも携わる注目のクリエイターです。

Tシャツ制作にあたって重田さんは2度にわたりアイトリートを訪問。
年齢層も興味関心も異なる社員の姿や社内の雰囲気を丁寧に観察し、全員が着られる自然な一体感を目指してデザインをスタートしました。

「We are always ITreat」──削ぎ落とすことで生まれた、静かなメッセージ

最初に提案されたのは、よりグラフィカルで主張の強いデザイン案。
しかし、アイトリートの空気感や社員の持つ温度に寄り添いながら、何度もブラッシュアップを重ね、最終的に残ったのは一行のテキストのみでした。

「We are always ITreat」

この言葉には、「年齢も趣味も違っていても、心の根底にはいつもアイトリートがある」という想いが込められています。
チームの一員である誇りを、控えめながらしっかりと伝えるシンプルなデザイン。
派手ではないけれど、着ることでふと背筋が伸びる、そんな一枚が完成しました。

糸からこだわる服づくり。
見た目より「着心地と永く着られる設計」

Tシャツには、空気中でこよったオープンエンド糸が使われています。
この特別な素材は、洗ってもゴワつかず、柔らかさと耐久性のバランスが優れており、日常着としての“ちょうどよさ”を実現しています。

さらに重田さんがこだわったのは、「年齢や体型の違いを超えて、誰が着ても似合うこと」。
肩幅や背中のライン、パターンの中心線のわずかなズレまで調整することで、美しいシルエットを保ちつつ、着る人を選ばない設計に仕上げています。

「本当に自分が着たいか?」常に問い続けるデザイン哲学

「服は“似合う人のためのもの”ではなく、“似合うように設計するもの”」
それが重田さんの信念です。
幼少期から「なぜこの形なのか」「もっとこうだったらいいのに」と思い続けてきた服への探究心は、現在の創作の原点となっています。
日々の制作では、まず「自分が本当に着たいと思えるか?」を自問することから始めるそうです。

「誰かに着てもらう前に、自分が納得しているかどうかを一番大事にしています」

発想に詰まったときには、あえて手を止めて登山に出かけることも。
山道を歩きながら、ふとした瞬間にアイデアが浮かぶことが多いのだとか。
また、日々出会う職人やクリエイターたちとの会話からも刺激を得ており、「発案の種は、意外と何でもない瞬間にこそ転がっている」と語ります。

岐阜に根ざす理由と、地域から広がるつながり

名古屋在住ながら、重田さんは岐阜市出身
「ものづくりをするにはちょうどいい距離感がある」と話し、東京での仕事もこなす一方で、地元・岐阜を拠点に創作活動を続けています。

そんな地域への想いから、建築家・ウォーキングトレーナー・ダンサー・アーティストなど多分野の表現者たちとユニット
「オールジャンルゼロ」を結成。ジャンルの垣根を越えた交流を通じて、表現や創造の可能性を広げています。

「岐阜には“すごいのにまだ知られていない人”がたくさんいる。
そういう人たちと一緒に何かを生み出していくのが、自分の役割だと思ってます」

ITreatとのこれからと、次の創作への展望

今回のTシャツ制作を通じて、アイトリートの持つ空気感や、社員一人ひとりの“らしさ”に改めて触れることができたと語る重田さん。
「ITreatは、企業としての整いがある一方で、人間味のある温度感が魅力的」と感じたそうです。

今後もこうした“着る人と向き合うデザイン”を、プロダクトやイベントを通じて実現していきたいと話してくれました。

さいごに

このTシャツは、会社の名前を背負うだけのものではなく、
日々ITreatで働く人たちの「らしさ」や「想い」を表現する1つの形です。

We are always ITreat.
その言葉には、社員一人ひとりのITreatで働くことへのプライドがこめられています。

これからも自分たちの仕事やITreatのメンバーであることに誇りを持ち、岐阜という土地やそこでのつながりを大切にしていたいと思います


広報採用担当 土屋